車両盗難に遭わないために:車両盗難被害の実態
国内の車両盗難被害は、年間4〜5万件となっています。ここ最近では、若干の減少傾向にあります。
キーあり被害(キーを差し込んだまま被害に遭うケース)が、キーなし被害含めた全体のおよそ30%を占めています。
被害は大都市や駐車場で多く、その背景には、盗難手口の巧妙化や日本人の盗難に対する意識の低さ、海外流出経路の変化など、さまざまな要因があります。
自動車盗難被害は昭和61年頃から本格化したといわれています。当時はキーの複製やピッキングなどから始まり、次第に巧妙な手口が発生するようになってきました。
また、以前では、自分で乗る目的での個人による犯罪が多かったようですが、近年は転売を目的とした、外国人グループも加わった組織的なものが増えているようです。
現状においては、盗まれた車の7割が海外に流れているといわれています。これは、国内で流通すると発見されることが容易である、ということもありますが、近年における貿易自由化から、海外への輸出や搬送経路が拡大したことにも起因するといわれています。
なお、国内においてはインターネットオークションなどに出品される場合があり、これを使用して取り戻したというケースもあります。ただし、これは非常に稀なケースといえるでしょう。
盗難車が持ち主のもとに帰ってくる確率は、およそ30〜40%と言われています。逆に言えば、60〜70%は持ち主に帰ってこない、という現状であることが分かります。


