車両盗難に遭わないために:犯罪組織と場所について
犯罪組織はどういうものかというと、典型的な例が、国内暴力団が中心となって行っているものです。
車両盗難は、その暴力団組織の資金源となっているわけですね。
暴力団関係者が、窃盗履歴のある技術者や、不法外国人労働者を組織し、窃盗しては改造工場に送り、ナンバープレートや車体番号の改造を施し、改造が終了した車から、外国人仲介者を通して海外に売りさばく、という構図が見て取れます。
まったく新しい車体番号を調達する目的で、廃車の調達も同時に行っているといわれています。
組織は、調査係から実行係、運搬係、改造係、書類偽造係、輸出係など、その役割によって専門化し、さまざまな分担組織によって成り立っているといいます。
また、統計から分析すると、犯罪被害が多い場所は、大阪、千葉、愛知、神奈川など、いずれも港がある場所が多いことが判明しています。
これは、まさに国外に輸出する目的で車両を改造する拠点を港に近い位置に配置しているという状況が浮き彫りとなっています。
なぜ港の近くが良いのかというと、船が出港する直前のタイミングを見計らってすばやく盗難車両の積み込みを行い、不正な輸出をできる限り隠蔽しようとする意図があるからに他なりません。
海外に輸出する、という目的での盗難においては、高級車もさることながら、中東などにおいてはRVやランドクルーザーといったオフロード仕様の車が高値で売れるようで、その被害も多いようです。


